株式会社瓢亭
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1916年に姫路城のお膝元で創業。「安心・安全」をモットーに健康促進・美容効果・滋養強壮に加え、美味しい「すっぽん料理」を多くの人に伝えます。
ロケーション兵庫県
株式会社瓢亭画像
業界
飲食
利用シーン
ホール・厨房
利用開始時期
2023/10
  • 使用端末iPhone、iPad
  • 通信環境Wi-Fi
  • 主な使用機能グループ通話、音声テキスト化、履歴の再生、定型文、ファンクションボタン割り当て、企業間通信
  • 使用周辺機器ファンクションボタン搭載Bluetoothマイク(MKI-P3) + 遮音イヤホン - 穴あき耳栓付き(MKI-E2)セット、 MKI-P3専用充電ステーション(10口)

Buddycom導入前の課題

スタッフ間の伝達方法とコミュニケーションの効率性が課題でした。
以前は口頭での伝達が一般的でしたが、これには聞き間違いや聞き漏れの問題がありました。また、急ぎでない場合のメモによる伝達も、紛失のリスクがありました。
緊急を要する状況では、スタッフが店内を走り回って情報を伝達する必要があり、これは効率の低下だけでなく、落ち着いた店の雰囲気を損ねる原因ともなっていました。
これらの課題は、サービスの質と業務の効率性に直接影響していました。

Buddycomを導入した決め手

・イヤホンマイクを介して発した内容がスマホに文字として残るため、注文内容や数の確認を確実におこなえる
・発言内容を文字と音声で残せるため、後ほど落着いて業務内容の整理をおこなえた
・発言内容を文字と音声で残せるため、顧客管理、スタッフの育成の資料として活用できた
・離れた場所のスタッフとも瞬時に状況確認をおこなえるため、顧客満足・スマートな接客を目指せる
・繁忙期など一時的にスタッフの人数が増えてもフレキシブルな運用ができる
瓢亭画像
利用シーン

完全個室の料亭にてホールスタッフと厨房のコミュニケーションに利用

当料亭では、お客様に穏やかな時間を過ごしていただくため、2名様から8名様までをお迎えする完全個室をご用意しております。
個室でのひとときは、お客様にとって非日常のプライベートな空間です。そのため、スタッフの動きや会話がお客様の貴重な時間を妨げないよう、ホールスタッフと厨房でのインカムの様なコミュニケーションツールとしてBuddycomを導入しました。

スタッフの数は繁忙期など時期によって流動的ですが、常駐のメンバー4名は年間契約、繁忙期用の3名~4名は月間契約しており、状況にあわせてBuddycomの必要数を契約できています。
この年間契約と月間契約はテナントが異なりますが、Buddycomの企業間通信という機能で別アカウントのメンバーでも一緒のグループに入って運用することができているため、煩わしさなくフレキシブルな運用が可能となっています。

営業時間中、ホールスタッフはiPhoneとペアリングされたBluetoothマイク(MKI-P3)+イヤホンを使用しており、お客様と直接対面する機会の少ない厨房スタッフはiPadのスピーカーを通じてホールスタッフからの指示に素早く対応しております。
ホールスタッフは、目の前のお客様のさりげないリクエストや、料理に関する特別な要望を敏感に察知し、Buddycomを使用してリアルタイムで厨房へと伝達します。
これにより、料理の提供タイミングや量、内容の調整が、以前にも増して細やかに行えるようになりました。
お客様が感じる違和感を最小限に抑えつつ、サービスの質を高めることができています。

また、スタッフ間でのやりとりや、無駄な移動を大幅に削減できました。
お客様が静かな空間で心からリラックスしていただけるよう配慮しつつ、厨房とホールが一丸となって、お客様に最高の料理とサービスを提供できる環境が整ったといえます。
Buddycomの導入は、伝統的な料亭の雰囲気を損なうことなく、スタッフの効率とサービスの質を向上させる画期的なツールだと思います。

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導入の効果

口頭でのコミュニケーションが履歴として残ることで聞き間違いを防止、伝達の正確性と迅速性が向上

Buddycom導入の効果は、伝達内容の明瞭化、営業中のスタッフ間の知らない事の減少、ヘルプ・指導の動きが大きく改善、サービスの質の向上など、効率的な業務運営に大きく寄与していると考えております。
特に、客席にいながらにしてスタッフ同士の連携が取れることにより、確認のための移動時間が削減され、情報の確認と解決が瞬時に行えるようになりました。

また、口頭でのコミュニケーションが履歴として残ることで、重要な内容を記録し、数字などの聞き間違えを防ぐなど、伝達の正確性と迅速性が向上しました。
これらの改善点は、お客様の満足度を高め、それが結果として来店頻度の増加に繋がることを目指しています。

Buddycom導入後は、接客中のスタッフが他のメンバーに迅速にサポートを要請できるようになり、スタッフの働きやすさも向上しています。
客席で過ごすお客様から見ても、スタッフの動きが少なくなり、より静かで落ち着いた空間を保つことができるようになりました。
これらの効果はまだ数値化されていませんが、改善されたサービスが顧客満足度の向上に繋がり、リピーターの増加に寄与していることは間違いありません。

働き方についてですが、営業中、目の前にいないスタッフの動きを把握することができ、団結力が強まったように感じます。
スタッフが一丸となり、お客様にとっての最善を提供するといった思いで業務に取り組めるようになり、スタッフ一人一人の満足度が向上できたと考えています。

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周辺機器について

定型文機能+ファンクションボタンへの割り当てで、発声なしのコミュニケーションを実現

私たちの料亭では、お客様への細やかな配慮のもと静謐な客席空間を保持しており、客席でのBuddycomを用いた発声は極力控える必要があります。
そこで、サービスの質を保ちつつ効率的なコミュニケーションを実現するため、Bluetoothマイク(MKI-P3) に搭載されている3つのファンクションボタンを使いこなしています。

このファンクションボタンにあらかじめBuddycomアプリで設定された定型文(「分かりました」、「ドリンクお願いします」、「女将のヘルプお願いします」等)を設定し、ボタンを押すだけで即座に他のスタッフに通知が行き渡るようにしました。これにより、言葉を発することなく、スムーズかつ静かに業務が進行できています。

定型文機能+ファンクションボタンへの割り当てのおかげで、お客様の体験を妨げることなく裏方のスムーズな運営を支えることができるようになり、私たちの料亭のサービスの質を一層高めるものとなっています。
また、8台のBluetoothマイク(MKI-P3)用に専用充電ステーション(10口)も購入し、収納の点においてもスマートに周辺機器を使用しています。

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飲食業界のDXについて

BuddycomでAIを使ったコミュニケーションを検討中

時が経ち、容が変わっても創業以来受け継がれてきたおもてなしの心で、革新と感動を創り続ける企業として、目の前のお客様を第一に、私たち人にしかできない仕事に重点を置き、作業として置き換えられる内容は瞬時に改善していきたいと考えています。
具体的には顧客管理、情報共有のためのソフト、従業員の一定レベル教育のためのマニュアル化に関してDX化を図っています。

Buddycomに関してですと、現在コース料理のみの提供ですが、アラカルトメニューを導入することにより常駐スタッフの増員、厨房スタッフが客席で調理することによるイヤホンマイクの増設を検討しています。
和装での接客が主なため、機械的なイヤホンの形状やiPhoneの付帯をスマートにできればと思い、今後の軽骨伝導イヤホンの新開発にも期待しています。
また、当社ではエントランスにAIカメラの設置を検討しております。Buddycomと連携できれば、来店時にお客様のお顔から顧客情報等を直接スタッフの耳へ通知することで、更なるサービスの質の向上が期待できると考えています。

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導入担当者のメッセージ
今までトランシーバーを使っていましたが、Buddycomは音声だけでなく、文字化してくれるので聞き直すことがなくなりました。
サービスにおいて重要なことも履歴を確認することで顧客情報として蓄積しやすくなりましたし、両手が塞がっていることが多いキッチンメンバーやマイクを必要としないメンバーにもスピーカーを使用することで情報共有しやすくなりました。
また、繁忙期と閑散期のメンバー数の変化にも対応しやすく、固定費の削減になりました。飲食店ではPOSハンディーや顧客管理など益々スマホアプリを使っての作業が進むと感じます。
スタッフ1人に1台が当たり前の時代、インカムまで網羅できるのはありがたいことです。日々精進いたします。
白倉 博充

白倉 博充様株式会社瓢亭
代表取締役 

飲食業界へのメッセージ
厨房とホール、新人のスタッフも含め、Buddycomを介してコミュニケーションを取ることでチームの団結力が増したと感じています。
私共にとってお客様に喜んでいただくことを第一の目的としていますが、スタッフ皆んなで取り組んだと感じる達成感はこの上無いやり甲斐に思います。
コロナ禍を経ておもてなしの容、食事のスタイル、様々な変化がありましたが人と人の繋がり、人としての喜びは変わらず持ち続けたいと日々感じています。
白倉 夏須美

白倉 夏須美様株式会社瓢亭
女将

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