2019-08-05
ニュースリリース
スマホ活用で加速する介護現場のICT化 福祉楽団、IP無線アプリAldioで業務効率化の取組み
株式会社シアンス・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:平岡 秀一)は、独自開発したスマホ IP 無線アプリ「Aldio Enterprise (アルディオエンタープライズ以下Aldio)」の社会福祉法人福祉楽団(以下 同社)での活用事例を2019年8月5日付で発表いたします。同社では、Aldioを特別養護老人ホームの入居者や利用者の所在地の確認を中心に、職員の申し送りや緊急時の対応、防災訓練に活用しており、少ない従業員で効率的かつ安全な運営につながっています。





同社独自のAldioの使い方

同社では以前、職員はナースコールを受けるPHSと、当施設の入居者、利用者がどこにいるか、どこへ移動するかの情報を共有するために無線機を持って業務にあたっていました。無線機は大きく持ち歩きにくかったので置きっ放しになっていて、結局PHSでスタッフへ確認の電話をしており、情報共有や利用者の対応にとても時間がかかっていました。

そこで同社は2015年11月にAldioの導入を開始。当施設では要介護度が3.6と比較的元気な入居者が多く、移動が活発なため、入居者の所在地を常に職員間で音声共有し、気を配っています。また、夜勤帯は職員数が少なく、集合しての申し送りで職員が担当ユニットから離れることがないよう、21時と5時にAldioを用いて夜勤者全員で情報共有のために申し送りを行っています。
さらに、災害時はユニットの外に利用者を案内する必要がありますが、災害時にWi-Fiの配線が燃えてしまってもモバイルデータ通信で利用できる、Aldioを使った防災訓練もBCP対策として行なっています。職員からは、「迅速に全体に情報を共有することができるのでとても助かっている」、

同社では積極的にICT化に取り組んでおり、Aldioの他にも「ケアコラボ」「Slack」「サイボウズ」「kintone」「眠りスキャン」「zoom」などを導入し、スマホアプリをフル活用、少ない人数で効率的に業務にあたっています。こういった取り組みが素早く現場に浸透したのは、職員の平均年齢が若く、スマートフォンやアプリの扱いにも慣れていることと、当法人の考え方(こういったサービスは実際に使ってみないとわからないからとりあえず使ってみよう)により、軽いフットワークで挑戦できるからだと思っています。


エンドースメント

Aldioを使うには、スマートフォンを導入する動きになっていないと始まらないですが、他にも様々な業務ツールをスマートフォンで利用できますので、とてもメリットがあると思います。
なお、Aldioを使ったコミュニケーションが増え、対面して職員と話すことが減りましたが、普段顔が見えないからこそ直接会う会議の意義を再確認できました。

社会福祉法人 福祉楽団
サポートセンター 総務部 ICT推進チーム
平野 源



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メールアドレス:pr@science-arts.com

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